【対応期限迫る】古い蛍光灯安定器・コンデンサーの処分方法

【この記事の対象者】ビルや工場等の施設の管理に携わる方
こんな製品が据え付けられている施設は要確認!
pcb機器
1.PCB使用製品とは?
 PCB使用製品と言われると高圧変圧器や高圧コンデンサで使われているイメージがありますが、身近なところでは 業務用・施設用蛍光灯の安定器に使用されています。
 昭和47年以降は製造や新しく使用する事が禁止されましたが、その前から使われているものが未だに残っています。その為、昭和52年3月より以前に建てられたビルや工場のオーナーは、PCB使用製品を今でも使っているかもしれません。
 特に、空きビルや閉鎖した商業施設などは、まだ多く残っている可能性があります。
2.何をしないといけない?
 「ポリ塩化ビフェニ―ル(PCB)廃棄物の適正な処理に関する特別措置法」にて、事業者(オーナーや管理者)は、保管中及び使用中のPCB使用電気機器を都道府県知事に届出をすることが定められています。
 そのためにも、まずは使用されている機器があるのか調べることが必要です。
3.いつまでに対応が必要?
 高濃度PCB廃棄物は、事業エリアごとに定められた処分期間内に必ず処分する必要があります。使用中の変圧器・コンデンサー及び安定器等についても、処分期間内で使用を中止し、処分しなければいけません。
 品目ごとの事業エリアは下記の通りとなります。
■安定器及び汚染物等
事業エリア 処分期間
北海道(室蘭)・東京 事業エリア 2023年3月31日まで
北九州・大阪・豊田 事業エリア 2021年3月31日まで
■変圧器・コンデンサー
事業エリア 処分期間
北海道(室蘭)事業エリア 2022年3月31日まで
東京 事業エリア 2022年3月31日まで
豊田 事業エリア 2022年3月31日まで
大阪 事業エリア 2021年3月31日まで
北九州 事業エリア 2018年3月31日まで(処分期間終了)
低濃度PCB廃棄物の処分期間は2027年3月31日まで
4.PCB含有製品の確認方法は?
PCBを使用している製品か否かを自分で確認するのは難しい部分もありますので、専門の業者に調べてもらうのが手っ取り早いです。
そこでオススメなのがこちらのサービス。
PCBの窓口
PCBの窓口」は、PCBの調査から運搬・処理まで、無料で見積もり依頼できるサイトです。全国のPCB取扱許可を持った処理業者が登録されていますので安心です。
基本的に相見積もりなので、相場感が分からなくても複数社比較によって適正料金で対応可能です。見積もりは、業者から直接届きます。
 ※「PCBの窓口」は、東証1部上場のグループ企業「株式会社オークネット・アイビーエス」が運営しているサービスです。スマホで撮影しAIでPCB機器を判別するツールEDISをPCB処理業者向けに提供するなど、PCB廃棄物に関して排出側と処理側の両方にサービス展開しています。
5.PCB廃棄物に関する法令・罰則
 PCB特措法では、PCB廃棄物に関する罰則が定められています。廃棄物の為、同時に廃棄物処理法も厳守する必要があります。非常に厳しい罰則となっていますので、適切に対応する事が求められます。
▶PCB廃棄物を保管している事業者は、毎年度、そのPCB廃棄物の保管及び処分の状況に関して都道府県知事(政令で定める市にあっては市長)に届け出なければならない
届出を行わなかった者、また虚偽の届出をした者は6月以下の懲役又は50万円以下の罰金
▶2027年(令和9年)3月31日までに、PCB廃棄物を自ら処分するか、若しくは処分を他人に委託しなければならない
3年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金に処し、またはこれを併科
▶PCB廃棄物を譲り渡し、又は譲り受けてはいけない
3年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金に処し、またはこれを併科
▶PCB保管事業者の相続、合併または分離により事業を承継した法人が承継の届出を行わなかったり、虚偽の届出をした場合
届出を行わなかった者、また虚偽の届出をした者は30万円以下の罰金
▶廃棄物処理法に基づく「特別管理産業廃棄物保管基準」に従って保管されていない場合
3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、またはこれを併科
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