WDSとは何か?
WDSとは、Waste Data Sheetの略で、排出事業者が処理業者に情報提供すべき項目を記載できるツールとして環境省が作成したものです。平成18年3月に第1版が、次いで平成25年6月に第2版が公開されています。 具体的には、排出事業者が書き込み易いようにレイアウトされており、廃棄物の内容や成分・品質等を分かりやすく明示できるようになっています。
WDSの活用用途、作成タイミング
WDSは廃棄物の情報を整理して詳しく記載したものなので、排出事業者が産廃処理業者への処理委託を検討する時点で作成するのが望ましいです。産廃業者に見積り依頼を出す際にWDSを一緒に提示することで、産廃業者側も迅速に対応の可否判断や正確な見積りができますし、何より後で「言った言わない」のトラブルを避けることができます。
それから、もう1つの活用用途としては契約書の補足資料として用いることです。
具体的には、
の記事で述べた、法定記載事項のうち、「4.委託する産業廃棄物を適正に処理するために必要な情報」の部分についてです。
法定記載事項なので、契約書に廃棄物に関する情報を書かなければならないのですが、実務上は契約書に内容全てを記載するのではなく、WDS等の別紙の形式で整理して処理業者に提供する方が契約書本体もすっきりして断然お勧めです。
ちなみに、環境省のガイドラインでは、WDSを運用するべき産業廃棄物として、
- 外観から含有廃棄物や有害特性が分かりにくい「汚泥」「廃油」「廃酸」「廃アルカリ」の4品目
を主な適用対象として挙げています。もちろん、他の品目についてもWDSを活用する方がより望ましいことは言うまでもありません。

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