和歌山県の県産業廃棄物協会(武田全弘会長)の収集運搬部会のメンバーら21人が8日、業務用の車両10台を連ねて和歌山市内を巡回し、不法投棄の禁止を訴えた。
2005年から毎年、環境月間の6月に実施している。一行はこの日、ダンプなどに分乗して和歌山城砂の丸広場前を出発。昨年と同様、巡回中に不法投棄物約1トンを回収した。今年は木製家具類が特に多く、冷蔵庫やテレビ、電子レンジなどの不燃ゴミも目立った。地域では、県立和歌山西高校−森林公園−県道岬加太港線の一帯が多かったという。
(記事引用元:毎日新聞)
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HUB’S EYE(リサイクルハブコンサルタントの分析)
産廃業者が自ら不法投棄の回収に乗り出すというニュースです。今年の1月に起こった廃棄カツ不正横流し事件で、世間の厳しい目にさらされた産廃業界ですが、このような環境意識が高い産廃業者も世の中にはたくさんいることを皆さんに知って頂きたいと思います。
以前にリサイクルハブでも取り上げたように、ここ数年、産業廃棄物の不法投棄自体は減少傾向にあります。つまり、企業部門においては着実に環境意識が根付いてきているのです。一方で家庭部門はどうでしょうか。
今回、和歌山県の産廃業者が回収した廃棄物の内容をみると、産業廃棄物というより、家庭から出る粗大ゴミが多いようです。しかし、これは何も和歌山県に限ったことではありません。
下の表を見てください。一般廃棄物の不法投棄は産業廃棄物の10倍以上です。つまり、不法投棄をしているのは、企業よりもむしろ一般家庭なのです。私たちは不法投棄というと、どこかの悪徳業者が山の中に大量に捨てているイメージを持ちがちですが、現在の実体としては、家の近所の人(or 廃品回収の業者)が粗大ゴミをどこかに不正に捨てているというパターンの方が圧倒的に多く、より深刻な問題と考えられるのです。

(出典:平成27年版環境白書 第2部第6章第8節「環境保健対策、公害紛争処理等及び環境犯罪対策」より)
悪徳業者の存在は許されるべきものではないですが、企業を一方的に批判するだけでなく、私たち自身のゴミの扱いはどうなのか、今一度真摯に問うてみてはいかがでしょうか。
【参考】
優良な処理業者を探すには?
不法投棄は、排出企業にも責任が及びます。
処理費と原状回復費で数十億単位の罰金が生じることもあります。
どうしたらそれを避ける事が出来るのでしょうか?
適切な処理の為には『優良な処理業者』を見つける事が重要です。
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