R2(Responsible Recycling=責任あるリサイクル)は、米国環境保護庁(EPA)の指導のもと、電気・電子機器リサイクル関連事業者に対し責任ある行動を促進させ、またその行動を評価するために開発された自主的な原則・ガイドラインです。①ブラウン管(CRT)、②電子回路基板、③水銀、④ポリ塩化ビフェニエル、⑤バッテリーを「重点管理物質」として、これらに含まれる有害物質が労働者の健康と安全、公衆衛生、環境に影響を与えることのないよう、重点管理物質が法的な根拠もなく焼却・埋立されないように求めています。
2008年に初版が発行されたR2は、現在、非営利団体SERI(Sustainable Electronics Recycling International)が運営・管理しています。PJRは、初版である2008年版の規格開発立ち上げに携わり、認証数の約4割を占めるなど米国を中心に圧倒的なR2認証実績を誇っています。
R2の認証取得は、世界的に拡大しているITADビジネスにおいて取引先選定時の基準の1つとしても採用されるようになってきており、認証件数は年々増加しています。
※ITAD:IT Asset Disposition(IT資産の処分)の略。
対象となる電気・電子機器リサイクル事業者の例(工程別)
【参考】
認証機関:ペリージョンソン レジストラー