産廃処理業者の選定ポイント

廃棄物処理業者の選び方:処理施設の立地

処理現場

産廃処理業者 を選ぶ際に、まず着目してほしいのは「業者の処理施設(中間処理工場)がある場所」です。

処理業者の規模が比較的大きい場合は、本社と処理施設が別々の場所にあることもあるので、その場合は処理施設の方の住所を優先してください。(リサイクルハブでは地図や住所からカンタンに検索することができます)

 

処理業者を選ぶ上で、なぜ立地が重要なのか?

なぜ処理業者の処理施設の立地が重要なのか?それは、自社の排出場所からリサイクル工場までの運搬距離によって、物流コスト(=収集運搬費)が随分変わってくるからです。

例えば排出場所が東京にあるとして、処理業者が同じ都内にある場合と、茨城県にある場合でどれくらい違うのか?

例えば、2tトラック1台で廃プラを満載して運ぶとした場合、同じ都内にある処理施設に運んでもらう場合の物流コストは、だいたい2万円程度(弊社調べ)です。

一方、これを茨城県に持っていこうとすると、なんと1.5倍の3.5万円ほどかかってしまいます。

産廃における物流コストは、大きくは「トラックの大きさ」×「台数」×「運搬距離」で決まるのですが、このうち「トラックの大きさ」と「台数」は、廃棄物の性状とボリュームによってある程度決まってしまいますので、こちらで検討できるのは運搬距離をいかに短くするかということに尽きます。

 

収取運搬車のイメージ

 

 

 

 

 

 

そして、コストの他に、もう一つ考慮しなければならない観点があります。それはCO2排出量です。収集運搬におけるCO2排出量は、トラックの「単位時間当たりのCO2排出量」×「運搬時間」で決まります。「単位時間当たりのCO2排出量」は収集運搬業者で保有しているトラックの性能次第ということになりますので、「運搬時間」をいかに短くできるかが主な検討対象ということになります。運搬時間と距離はだいたい比例しますので、CO2をなるべく出さないようにするためにも、やはり近い所に持っていく方がよいということになります。

 

 


まとめ

 

以上まとめると、産廃処理業者の処理施設の立地は、

①排出場所から受入処理施設までの物流コスト

②収集運搬の過程で発生するCO2排出量

の2つの観点から重要な選定ポイントであるということになります。

 

 

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