自動車リサイクルをさらに高度化するよう、メーカーなどが共同で基金設置します。リサイクル受託事業者へ事業費助成を行い、新素材にも対応したリサイクルシステム構築を目指します。
CFRPはレーシングカーや宇宙衛星など過酷な状況下で使われる素材です。鉄の重さの4分の1、鉄の約10倍の強度を持ちます。錆びず強く軽い夢の素材です。しかし、その利点がリサイクル時には不向きで、燃えにくいので通常の焼却よりも燃料が必要で、世界的には埋め立て処理が多い状況です。
省エネが世界中で叫ばれる中、自動車のCFRP利用率が高まるのは必須です。早く適切なリサイクルができる技術やシステムを構築しなければいけません。
トヨタ自動車、日産自動車、ホンダなど自動車メーカーやインポーター(輸入業者)が共同で、2017年度にも自動車リサイクルの高度化につながる公的事業を目的とした基金を設置する。各社はリサイクル料金の収支均衡を目指しているが、資金管理法人からの払い渡しよりも再資源化費用が少なく、余剰金が発生する場合がある。余剰金で基金を設置し、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)など新素材への対応などリサイクルシステム全体を高度化する。
出典 日刊工業新聞