SDGsコラム

環境省、3Rおよび省エネ・CO2排出の削減の実証企業を公募中

環境省は3Rおよび省エネ、CO2排出の削減を拡大・普及すべく、それらを行う実証企業の公募を開始した。現在の3Rにおいてボトルネックに相当する具体的な課題について、その解決に向け実証的な取り組みを行っている事業を支援することが本公募の主旨である。事業費は、平均で3000万円~8000万円(最大1億円)を予定している。

以下のテーマに関連する取組になる。申し込み期限は2016年3月31日(17時必着)までとなっている。

 

① 素材(例:ガラス、プラスチック)に注目した製品横断的なリサイクル・再生材利用の促進

② 新製品・新素材(例:リチウムイオン電池、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、太陽光発電システム)のリユース・リサイクルの促進

③ 既存のリサイクルシステム(例:家電リサイクル、食品リサイクル)における処理工程の効率化・省エネ化

④ 素材(例:金属資源、プラスチック)の高度選別・アップグレードリサイクル・水平リサイクルの促進

⑤ 製品設計の工夫による製品の長寿命化・省資源化・解体性向上の促進(例:自動車部品の解体性向上によるリユースの促進)

 

(環境省の報道発表を元に、各記事を要約し掲載)


HUB’S EYE(リサイクルハブコンサルタントの分析)

今回の政府の取り組みは、これまでの国の機関主導の環境対策よりも、より持続可能性を意識したものと考えられます。
各対象事業内容が、これまでのリサイクルの観点からどのように持続可能性に貢献できるものなのかを含めて説明します。

リサイクルのイメージ

 

①ペットボトルから衣料品にリサイクルするといった、違う用途へのリサイクルを促進させる主旨です。
素材供給過多のリサイクルフローからシフトさせることで、需要と供給のバランスが取れます。

 

②太陽光パネルのように、環境負荷低減を目的とした製品には、それ自体のリサイクルが難しいものがあります。
そのような製品のリユース・リサイクル手法を確立することで、先端技術とサステナビリティの両立を図ることができます。

 

③例えば食品リサイクルなどは、処理のコストが高くついてしまい、再生製品の売上で利益を出すことが難しい現状があります。
これをコスト削減することで、単なる環境対策のための処理方法ではなく、経済と実用に適った処理方法に変わります。

 

④廃棄物処理全般に共通する重要なファクターとして、選別があります。
選別がきちんとなされていることだけで、リサイクル可能な範囲がそのまま広がると考えてよいでしょう。

 

⑤リサイクルというよりはリデュース・リユースに高いウェイトがありますが、④で言及した選別の要素も関わってきます。
例に挙げられている自動車部品の解体性が向上すれば、リユースに至らなかったものに関してもリサイクルの可能性が広がると考えられます。

 

以上より、実用性と環境負荷低減の両立を目指した内容の事業公募と思われます。
弊社としても、事業内容・方針の2つの面で応援したい取り組みです。

 

本公募にチャレンジをご検討される方がいらっしゃいましたら、お気軽に弊社にお声をおかけ下さい。

市場性や競合分析、また処理事業者や処理技術のデータ提供など、弊社がご支援できることもあります。是非、協業してリサイクルを発展させましょう。

 

<お問い合わせはこちらから>

 

【参考】

平成28年度低炭素型3R技術・システム実証事業の公募について(環境省)


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