廃棄物の種類と処理・リサイクル方法

繊維くず

繊維くずのイメージ

1.繊維くずとは?

繊維くずのイメージ以下の業種からの天然繊維くずに限ります。
1) 建設業(工作物の新築、改築または除去により生じたもの)
2) 衣服その他繊維製品製造業以外の繊維工業
注: PCB(ポリ塩化ビフェニル)が塗布され、または染み込んだものはPCB汚染物
※合成繊維は廃プラスチック類

 

 

2.繊維くずの具体例

  • 木綿くず
  • 羊毛くず
  • 麻くず
  • 糸くず
  • 布くず
  • 綿くず
  • 不良くず  など

3.繊維くずの主なリサイクル方法

<概況>
75,000トンの発生量のうち、35%が再利用され、20%が最終処分されています。(2007年度 環境省による) 発生量こそ少ないものの、大部分が再利用されることなく処分されている状況です。

 

<主なリサイクル用途・方法>

  • 業務用資材など
    以前はウェス、反毛、中古衣料といった簡素な方法で再利用されていました。
  • RPF等固形燃料、飼料・肥料、農業資材など
    現在ではゼロエミッション運動の影響もあり、繊維くずを資源として再利用する手法が新たに運用されています。RPFの原料や、畳を飼料や敷き藁または堆肥原料として再生利用する他、化学繊維を再び繊維原料とするケミカルリサイクルマテリアルリサイクルも進展しつつあります。廃プラスチック

 

 

<その他の処理方法>
焼却後、管理型最終処分場にて埋め立て処分されます。