廃棄物の種類と処理・リサイクル方法

動物の糞尿

動物系のイメージです

1.動物の糞尿とは?

動物のふん尿のイメージ

畜産農業に該当する事業活動に伴って発生する動物のふん尿を指します。
特定の事業活動から排出されるものに限定して産業廃棄物として扱うので、例えば動物園やペットショップ、動物病院などから排出される動物の糞尿などはこれに該当しません。

 

 

2.動物の糞尿の具体例

  • 牛、馬、豚、めん羊、にわとり、あひる、がちょう、うずら、七面鳥、ウサギおよび毛皮獣などのふん尿

3.動物の糞尿の主なリサイクル方法

<概況>
動物のふん尿の最終処分率は1%と最少レベルであり(環境省の資料mat01.pdf 3/7による)、大部分が再生利用されています。肥料化が最もポピュラーなリサイクル手法ですが、近年注目されているバイオマス資源としては、全体の約30%近くを占める、再生資源として非常に有用な廃棄物と言えます。(環境省 平成14年バイオマス系循環資源の内訳 による)

 

<主なリサイクル用途・方法>

  • 肥料化(コンポスト)
    比較的簡単にできるリサイクル手法で、窒素・リン酸・カリなどの肥料に必須な要素を含んでいる動植物性残さであれば、高品質な肥料として再生利用することが可能です。
  • バイオマスエネルギー
    堆肥化などを含む発酵の過程で生じるガスや熱などを利用し、発電や熱回収する手法です(サーマルリサイクルに該当)。肥料化と同時に行えることが大きなメリットです。

 

 

<その他の処理方法>
焼却し、埋立最終処分されます。