廃棄物リサイクルの現状と歴史

廃棄カツ不正転売事件

廃棄カツ不正転売事件とは、CoCo壱番屋の廃棄カツ等が処理業者のダイコーによって処理されず不正転売された事件です。排出事業者20社超の廃棄物が不正転売されていました。

 

トンカツイメージ

 

1.廃棄カツ不正転売事件の概要

CoCo壱番屋で一般販売されていない冷凍ビーフカツ等がスーパーで販売されていた事から、業者に処理委託していた廃棄物が不正転売されていたことが発覚した事件です。

 

2.不法投棄された背景

処理業者のダイコーは、もともと中間処理施設としての処理能力が少ないにも関わらず、多くの排出事業者と契約しておりました。かつ、一般的な廃棄業者よりも安価で受入をしていた事が分かりました。過当な処理費の値下げ競争が招いたと言われています。

 

3.事件としての発覚

愛知県内のスーパーマーケットでメーカー名が分かるビーフカツが販売されている事が消費者からの問い合わせから分かり、廃棄処理の委託をしたものが転売されていた事が発覚しました。

その後の調査で、岐阜県羽島市の食品関連会社「みのりフーズ」が産廃業者「ダイコー」からカツを購入していた事が分かり、調査の結果、全108品目の不正転売が確認されました。

 

4.その後の経緯

食品製造業者等から処理業者のダイコーは委託契約を打ち切る動きが活発し、その後事実上の倒産となりました。排出事業者はダイコーを相手に損害賠償訴訟も行っております。

 
この事件では、排出事業者責任として、発酵が難しいことが分かるものも委託していたり、現地確認の実施や適切な処理料金で契約いていたか等の数多くの課題が見受けられました。

 
またダイコーは電子マニフェストに加入していましたが、処理が終わったと虚偽報告していたことも分かりました。

 
平成29年1月、食用と誤認されないような適切な措置等(包装の除去等)を、食品リサイクル法の食品関連事業者が取り組むべき措置として、省令改正が行われました。

 

詐欺罪や食品衛生法違反などに問われたダイコーの会長 大西一幸被告は、名古屋地裁より平成28年12月16日、懲役3年(執行猶予4年)、罰金100万円の判決を言い渡されています。廃棄物処理法違反として、法人のダイコーには罰金50万円の判決となっています。

 


<参考>

食品廃棄物の不正転売事案について(総括)

 


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